あなたはいま、自身のキャラクターを色付けしてくれるような特技をお探しだろうか?
それとも「私のこの特技って、特技って言っちゃっていいの?」とお悩みなのだろうか?
いずれにせよ、本稿では全国の164名の男女から寄せられた「くだらないけどすごい特技」を100発ご覧いただく。
ちなみに本稿でいう「くだらないけどすごい特技」とは、履歴書など公的な書類に書くのは忍びないけど、大多数の人はできない技のことと定義したい。
いまからご紹介する100のくだらないけどすごい特技を見ていけば、あなた自身もそうした特技をもっていることがわかるはずだ。
ちなみに筆者は、自身にもできる3つのくだらないけどすごい特技を発見することができた。
本稿を最後まで読めば、次の飲み会や新しい出会いがあった際に、あなたの人柄を象徴するようなくだらないけどすごい特技を披露できるようになるだろう。
ベストオブくだらないけどすごい特技8選
まずは寄せられた164人の特技のうち、「本当にくだらないけどすごい!」と膝を打ってしまう本稿のテーマにふさわしいベストオブ特技を見ていきたい。
ここではその人が習得したくだらないけどすごい特技だけでなく、どのようにしてそれを習得したかまで紹介していくことにする。
1.視覚イメージによる記憶術
物事を画像で記憶している。たとえば英単語を暗記したとして、思い出す時に「あの本のこんな感じの文字配置のページのあの辺に書いてあった単語」というように思い出す。(33歳女性)
もはや特技というよりも、異能といったほうがいいかもしれない。
なんとこの女性はカメラで撮影するように、その時に見たものを視覚イメージとして細部まで記憶することができる。
もしなにかの事件が起こったときに、この女性が目撃者という立場に立ったなら早期解決に多大なる貢献をしそうな特技である。
では彼女はどのようにしてこの特技を習得したのだろうか?
高校の時に試験勉強を友達としていて、もしかして自分は他の人と記憶方法が違うんじゃないかと気づいた。
それまでも、ちょっとだけ見た引出しの中身や冷蔵庫の中身を覚えていて「ママ、○○はここに入っているよ」と言ったり、「まだ人参はおうちに残っているから買わなくていいよ」と言ったりしてビックリされたが、無意識のうちに画像で覚えていたのだろうと思う。
どうやらこの視覚イメージで記憶できるという特技は、先天的に身に着けていたもののようだ。
何かに活用できそうなすごい特技であることは間違いないが、日常生活だと些細なことくらいでしか、いまいち使い道がわからないのがまさに「くだらないけどすごい特技」といえる。
ちなみにこれとまったく同じ特技をもつ女性が今回の調査でもう1人いた。
もしかすると絵画や映像など視覚表現に長けている人は、得やすい特技なのかもしれない。
2.足のにおいで神経衰弱
足のにおいと脱いだ靴下のにおいを嗅いで、誰が履いていた靴下かを当てられます。(33歳男性)
修学旅行でお風呂タイムが終わると、必ず起こるのが「身元不明の下着や靴下」が先生によって発見されるイベントである。
そんなときに大活躍するのが、このまるで警察犬のような特技だ。
すごいはすごいのだが、この特技をもっていることに気づいた経緯がなんとも気になるところである。
そこでこの男性に経緯を聞いてみたところ、このような回答だった。
高校が男子校でした。真夏の体育の後など、暑いからみんな靴下を脱いでくつろいでいて、誰が誰の靴下かわからなくなることがありました。
僕はなぜか体臭だけは誰が発しているかわかる先天的な能力があったみたいで、みんなの足と靴下を嗅いで持ち主を探していました。
面白がられて、神経衰弱ゲームの様な感じで、誰の靴下か当てるゲームが開催されたりしました。自分以外は誰も当てられなかったので、何か生まれつきの才能なんだと思います。
文字を読んでいるだけで、におってきそうであまり美しい経緯ではないことは確かだ。
こちらの特技も先天的に身についていたもののようだが、活躍できる場面が限定的すぎるのでやはり「くだらないけどすごい」と言える。
3.SNSアカウント特定班
子どもの同級生のママ達のSNSアカウントを特定すること。(38歳女性)
できそうでなかなかできないもの、それが狙った人のSNSアカウントの特定である。
もちろんFacebookアカウントであったり、本名が公開されているSNSアカウントの特定なら特技でもなんでもないが、この女性はそうではない匿名のSNSアカウントを特定できる。
実際に筆者も知人女性がX(旧Twitter)で毒を吐くためだけの裏垢のようなものをもっているという情報を嗅ぎつけ、折に触れて数日探したことがあるがこれがなかなか見つからない。
それにしてもなぜこの女性は、このような特定厨スキルを身につけたのだろうか?
子どもが学校のことをまったく話してくれないので、少しでも子どもの周囲の子達のことを知りたくSNS上でいろいろなキーワードを検索していると見つけられるようになった。
てっきり下世話な動機かと思いきや、親としての止むに止まれぬ事情があったようだ。
一体この女性は特定できたママ友のアカウントで、自身に関する見たくない投稿があった場合どのように対処するのだろうか?気になるところだ……。
4.体内目覚まし時計
目覚まし時計をつけなくても、起きなければならない時間にぴったりに目が覚めること。(31歳女性)
幼少のころは母親に揺すり起こされ、大人になれば目覚まし時計やスマホのアラームに叩き起こされ……
大半の人にとって人並みの社会生活を営むと、1日のスタートを胸糞悪い状態で切るわけだが、それから解放される特技をもつ人がいる。
なんとも羨ましい特技だが、一体この女性はどのような経緯でこの特技を習得していることに気づいたのだろうか?
仕事上不規則な時間に起きないといけないのに、毎回目覚まし時計がなくてもぴったりに起きれていることに気づいた。
この女性も、ある日突然習得していたことに気づいたようだ。
くだらないということはないが、本人以外なんのメリットもない特技なので、これもまた優れた「くだらないけどすごい特技」のひとつと言える。
5.唾がシャボン玉
舌の上で唾を膨らまし風船を作り、飛ばす事ができます。(30歳男性)
筆者を含め本稿を読んでいるほとんどの方が、唾を口内で半球体にするところまではできるはずだ。
この男性が頭ひとつ抜けているのは、その半球体を球体に仕上げ、さらにそれを空中に「飛ばす」ことができる点だ。
子どもたちから絶大な人気を獲得できるに違いないイリュージョン……しかしながらその正体は唾である。
一体この特技を獲得するために、どのくらい苦労したのだろうか?
小学生の時、友人がしており真似をしたらできるようになりました。
真似をしようとしてすぐにできるようになるものなのか不明だが、できる人はできる類のものなのかもしれない。
6.ひとりSTOMP
絶対音感があるので、ひざや壁などいろんなところを手で叩いて、知っている曲を「演奏」できる。(40歳女性)
絶対音感はくだらない能力どころか、音楽を志した人なら一度は憧れる特殊スキルである。
でもこの手や周囲のものを叩いて楽曲を奏でるという特技、もっている才能の無駄遣いな気がするのは筆者だけではないだろう。
頭の中をループする音楽を、手で叩いてみたらできた。
絶対音感を身につけている時点で、さして訓練が必要ないのはわかるのだが、壁をドコドコ叩いて、アナ雪のメロディーを奏でている姿を想像してみてほしい。
もっとほかにできることがあったはずだ……。
7.ひとり徹子の部屋
黒柳徹子さんとフワちゃんの声真似で一人コント。(32歳女性)
絶対に会わせてはいけない2人のようにも思えるが、実はすでに徹子の部屋で共演したことがあるようだ。
実際の放送では終始フワちゃんがグイグイいくという展開だったようで、おそらくこの女性はその時の状況をものまねで再現をしてくれるのだろう。
クラブハウスというアプリが流行った時に声真似でおしゃべりするルームに参加していた時に身に着けました。時々ちょっとした特技として誰かと会うときに披露すると覚えてくれます。
コントとしての完成度が気になるところだ。
8.植物とコミュニケーション
植物(樹木や草花)となら何時間でも会話ができること。(68歳女性)
最後のベストオブくだらないけどすごい特技として、こちらの女性を挙げておきたい。
こちらの女性も、もはや特技というよりも異能と呼んだほうがいい特技をもっており、アニメ「ちびまる子ちゃん」の佐々木のじいさんも裸足で逃げ出すレベルである。
仕事もリタイアし子育ても卒業した今、半日でも1日中でも庭にいます。樹木や草花たちが四季折々の言葉を語ってくれて、飽きることがありません。
具体的にどんな樹木や草花がどんな話を語ってくれるのかかなり気になるところだが、こんな特技があれば孤独とは無縁の人生を歩めることは間違いない。
一方でTPOをわきまえたうえで披露しないと、「あれ、この人もしかしてスピ系の方かな…?」と思われかねない、ややリスクのある特技でもある。
タイプ別くだらないけどすごい特技
さてここまでは、筆者が特に「くだらないけどすごい!」と感じた特技をベストオブ形式で紹介してきた。
ここからは寄せられた多くの特技をざっくりと分類したうえで、一挙に紹介していくことにする。
前章でも見たように、多くのくだらないけどすごい特技は自身がすでにできることを「発見される」ものであり、意外にも厳しい鍛錬の結果獲得するものは少数派だ。
気になるくだらないけどすごい特技があったら、ぜひ自身でも試してみていただきたい。
あなたも知らぬ間に獲得している可能性はおおいにある。
味覚に関するくだらないけどすごい特技
9.温泉を舐めると泉質がわかる
10.目を閉じて納豆を食べても大体はどのメーカーの何か当てられる
11.缶チューハイを飲んだら、それがどのメ-カ-の何ていう商品かわかる
味覚に関するくだらないけどすごい特技は、このように利き酒のような「利き○○」の特技だ。
これらの特技をもつ人は、毎日のように食したり飲んだりしているうちに獲得したという人たちだった。
せっかくのすごい特技だが、披露できる機会はかなり限定的となるだろう。
捜査能力に関するくだらないけどすごい特技
12.どんな服を着ていてもその人のスタイルがわかる
13.かつらか植毛か、整形手術したかを見抜ける
14.書かれた字を見て、それが左利きの人が書いたのか右利きの人が書いたのか90%の確率で当てられる
15.兄弟の有無と、順番がわかる
推理小説に出てきてもおかしくなさそうなすごい特技だが、日常生活においては「それがわかったから、なんなんだ?」という点でいいところを突いている。
脅迫文を書いた人の文字から「犯人は左利きです」などと推理できればかっこいいが、「この手紙を書いた人物は右利きで間違いありません」と言われても、「はあ、そうですか」としか言いようがない。
活躍できる場面に人生で一度でも遭遇することを祈るばかりだ。
記憶力に関する特技
16.日本の都道府県をシルエットだけで当てられる
17.コンビニスイーツの見た目で、それが売られているコンビニ名をあてる
18.古今東西のお題で「か行」のお笑い芸人なら勝てる
19.円周率を62桁まで暗唱できる
20.初見でアニメキャラクターの声優を当てられる
21.自分が気になった話題なら、何年前でも誰がどんな時にどんな状況で言っていたか覚えている
22.イントロクイズにめっぽう強い
23.BLEACHという漫画の冒頭ポエムを読むだけで何巻か当てることができる
24.子ども向け番組で流れる曲を、1度聴くと95点くらいの完璧さで歌える
25.ドラマなどに出演している俳優を、前にどのドラマでどの役で出ていたかすぐにわかる
26.車のテールランプで車種を当てられる
27.車のエンジンの始動音でメーカーがわかる
28.遠くから聞こえる排気音を聞いてバイクの車種を当てる
29.1度聞いただけでその人の誕生日と名前、漢字は全て覚えられる
30.見聞きした住所を一発で覚えられる
こうした記憶力に関するすごいけどくだらない特技も、鍛錬の結果獲得したように思えるが大半はそうではない。
多くの場合本人に自覚がなく、他人に「なんでそんな覚えているの?」と指摘されて、自身の特技に気づくというパターンが多かった。
あくまで本人からすれば「なんで覚えていないの?」という反応になるのだろう。
またこの卓越した記憶力は本人の興味関心と強く紐づいていることが多く、自身が関心を払っているジャンルに限定して記憶力が優れているという特徴もあった。
測定能力に関するくだらないけどすごい特技
31.自分と子ども2人の体重を0.1キロ単位で当てる
32.ご飯を炊くときに入れる水を、釜の目印を見ずに正確に入れる
33.物の容量を見てそのものがジャストで入る容器を見分ける
34.お札と小銭を10枚までなら、一発で指定された枚数を取る
35.コピー用紙(A4のみ)をざっくりとつかめば、誤差5枚以内で何枚かわかる
これら測定能力に関するくだらない特技は、これまでの多くの特技とは異なり、鍛錬ののちに獲得したという特徴があった。
いずれも職業や日常生活において何日も同じ測定行為を繰り返すことによって、感覚が研ぎ澄まされるようになり、獲得にいたったという経緯だった。
多くのくだらないけどすごい特技は、自然と身についていたものが多かったが、このように鍛錬を積めば獲得できる特技もある。
アジリティ(敏捷性)に関するくだらないけどすごい特技
36.石けんや洗顔フォームを尋常じゃないスピードで泡立てる
37.牛丼の並を10秒で食べる
38.円型の椅子に乗って移動するのが早い
39.着替えが早い
40.スマホで文字の早打ち
41.家に入ってきた虫を虫網で捕える
42.瞬きが高速でできる
43.うっかり物を落としたとき、反対の手や足でキャッチできることが多い
44.結構な速さで目を回すことができる
45.A4用紙の3つ折りを超高速で行う
46.手入力するレジを両手で早打ちする
47.生魚の骨取りを素早くできる
アジリティ(敏捷性)に関するくだらないけどすごい特技は、先天的に獲得したものと訓練のすえに獲得したものが入り混じっていた。
たとえば早食いや着替えは先天的なものだが、そのほかの泡立てや落下物のキャッチや高速レジ打ちなどは訓練のすえに獲得した特技だ。
なぜあえてそれを獲得しようとしたのかはわからないが……。
バランス感覚に関するくだらないけどすごい特技
48.下唇を突き出し、唇の下に十円玉を9枚挟むことができる
49.手の第二関節の窪みに1円玉が挟める
50.手のひらにペットボトルの底を押し当てて強力にくっつける
51.割り箸(1本)を鼻の下に置いて保持
52.閉じた傘の先端を中指に乗せて長距離歩く
「なんかこういう人いた気がする……」と感じたのは筆者だけではないはずだ。
誰しもが幼少のころ、竹ぼうきを指に乗せて歩いたり、授業中に鼻の下にペンを乗せて暇をしのいだ経験があると思うが、それを特技にまで昇華してしまった人たちだ。
周囲の応援が後押しした部分があったのかもしれないが、「ああ、すごいね」で済まされてしまうこの道をなぜ追及してしまったのか、疑問は尽きない。
柔軟性に関するくだらないけどすごい特技
48.足の指を手前に曲げると足の甲にぴったりつくこと
49.左の人差し指を後ろに曲げて手の甲につける
50.手の指の第一段節だけを曲げられる
51.足の指がすごい開く
52.左手の小指だけを曲げて掌に指をつける
53.指でピースサインを作るとめちゃくちゃ開く
54.手の中指が手首の内側につけられる
今回の調査でもっとも多かったのが、この指の柔軟性に関するくだらないけどすごい特技だった。
ここでは7つしか紹介していないが、まったく同じものやこれらのバリエーションと分類できるものが、全部で20も寄せられた。
当たり前だがこれらの特技は先天的なもので、周囲の人から指摘されて発覚するに至っている。
身体操作に関するくだらないけどすごい特技
55.鼻の骨を鳴らすことができる
56.しゃっくりを意識的に止める
57.耳を動かす
58.鼻の穴を動かす
59.片眉だけを上げることができる
60.のどを震わせて巻き舌のように発声する
61.舌先の形をクローバーにできる
62.舌を折りたためる
そこそこできる人を見かける特技が多いが、使えたら便利と思うものが「しゃっくりを意識的に止める」という特技だ。
もちろん息を止めるというわけではなく、本人によれば、
「しゃっくりが出て、なぜしゃっくりが出るのだろう?と思い見張るようにしゃっくりに集中していたら、意識的に止められるようになった」(44歳女性)
と、考察と観察を重ねることで獲得することができるそうだ。
しゃっくりの新しい止め方が発見された瞬間なのかもしれない。
身体能力に関するくだらないけどすごい特技
63.飛び上がり、両足の裏を合わせパチッと音を立てる
64.足を床に広げながら立てる
65.懸垂を連続で28回する
66.リフティングを190回する
67.高校の1番高い跳び箱で台上前転を一発でできる
68.縄跳びで5重跳び
中には実際にやってみないと、どの程度すごい特技なのかがわからないものもある。
だが少なくとも筆者はこの原稿を書いている際に「飛び上がり両足の裏を合わせて音を立てる」ことができた。
いや、できてしまった……。
明日から誰かに自慢するべきか悩ましいところだが、もしかするとすごいと思っているのは本人だけという説もあるので、みなさんもぜひお試しいただきたい。
ものまね・音まねに関するくだらないけどすごい特技
69.カラス鳴き声
70.ドナルドダックの真似
71.肩の関節を外して、ラピュタに出てくるロボットの真似
72.鼻をつまむとイチローの顔になる
73.くしゃみのものまね
74.マリオのジャンプの音
ありがちなのかもしれないが、カラスの鳴き声のものまねができる人は今回3人いた。
真似しやすいのでクオリティ次第にはなってしまうが、中でもすごいのがこちらの男性だ。
「小学生の頃にカラスを驚かせたくてなんとなくやってみたらできました。カラスの鳴き真似をするようになってから、カラスが集まってくるようになりました」(23歳男性)
ただのものまねではなく、カラスを惹きつける鳴き声を知らないうちに習得してしまったようだ。
もっとこの能力を追求すれば、カラスを意のままに操る「カラス使い」にまで昇格できる可能性を感じざるをえない。
忍耐力に関するくだらないけどすごい特技
75.パスタの麺を鼻から食べられる(短めの麺なら)
76.ずっと正座でいる
77.タバスコの一気飲み
78.水風呂にずっとつかっていられる
79.4時間の睡眠で3日間起きていられる
本気を出せばやれなくもなさそうなことではあるが、何事においても実際に本気でやってみた者とやってない者の間には歴然とした壁がそびえている。
ちなみに筆者は大学生のころに、飲み会で一発芸を迫られてタバスコの一気飲みにチャンレンジした男を見たことがある。
タバスコを口に含んだ直後、彼は赤い毒霧のようなものを発してその場に倒れ込んだ。
その後、彼の姿を大学で見かけることはなかった……。
睡眠に関するくだらないけどすごい特技
80.何時でも外が騒がしくて明るくて不快な環境でも眠れる
81.起きている時に観たニュースやら映画やらを、その日眠ると夢で見る
電車で吊り革につかまりながら寝ている人や、夜行バスで高いびきをかいている人などを見ると、羨ましいのひと言に尽きる。
また「好きな夢を見る」というのも、誰しもが憧れる特技ではないだろうか。
ベストオブでも紹介した狙った時間に起きれるなど、睡眠に関するくだらないけどすごい特技は、このように羨ましいものばかりだった。
細かすぎるくだらないけどすごい特技
82.毛抜きで髭を抜いて、抜いた髭を綺麗に並べる
83.グレープフルーツのフサを崩さず皮を剥く
84.くし一本一本の汚れを楊枝でとる
85.5ミリの折り紙で鶴や兜を作る
86.枠線書きで毛筆のような字を書く
「THE 日本人」というにふさわしいのが、この細かすぎる特技たちだ。
芸術では細部にこそ魂が宿るというのはよく言われることだが、これらの特技も見方を変えればアートの地平線上にあるものなのかもしれない。
いずれの特技も完成品や仕上がった姿を、ぜひ見てみたいところだ。
オナラに関するくだらないけどすごい特技
87.オナラを一切出さずに大を済ます
88.オナラの音階を変える
89.オナラの気泡をお尻でホールドする
90.近くで発せられたオナラにすぐに気づく
お食事中の方には申し訳ないが、なぜだかはわからないがオナラに関する特技をもつ人が多かったので触れないわけにもいかない。
こうしたオナラに関する特技の多くは、コントロールに関する特技だった。
常人であればオナラを意のままに操ることはできないと諦めてしまっているところを、果敢にも挑み続けた男たちである。
さらに上に挙げた特技は、すべて並々ならぬ努力のうえに獲得した特技であることを付記しておきたい。
人類は鍛錬により、オナラを意のままに操ることができる。
これほど我々に勇気をもたらしてくれる特技は、ほかにない。
その他のくだらないけどすごい特技
91.鼻くそとばし
92.まだ誰にも見破られてないマジック
93.最安値でネットショッピング
94.年齢不詳の声を出す
95.手や指を触り水膨れを作る
96.ライターで瓶ビールの栓を抜く
97.AUTOモードがあるゲームを3作同時プレイ
98.口に拳が入る
99.ストローは使わず飲み物を吸い上げる
100.食器用洗剤でシンクをピカピカにする
くだらないけどすごい特技への自己評価
さてここまでは全国の男女164人から寄せられた、くだらないけど特技を羅列的に紹介してきた。
いずれの特技もひと癖ふた癖あるものばかりだったが、本人たちはその特技を習得していることに関してどう思っているのだろうか?
そこで最後に、そうしたくだらないけどすごい特技を使えることに対して、本人たちはどのような自己評価をしているのかを聞いた結果が下図だ。
結果は「とても誇らしい」(16.5%)と「やや誇らしい」(37.2%)を足した53.6%が、肯定的に自身のくだらないけどすごい特技を評価していることがわかった。
一方で「やや恥ずかしい」(15.2%)、「とても恥ずかしい」(4.3%)と、自身の特技をネガティブに評価している回答者は19.5%に止まった。
全体的に、自身の特技に関してはくだらないかもしれないが、自身のキャラ付けであったり、場を盛り上げるの飛び道具として活用されている面もあり、実益を感じている回答者が過半数となった。
一方で、特に先天的に獲得していた特技に関しては「なんとも思わない」(26.8%)と、自己評価しようのない層もいるようだ。
まとめ
以上が、今回の調査で寄せられた164人の特技のうち、かぶりや特技とは言い難いものを省いた「くだらないけどすごい特技」100選だ。
くだらなかろうが高尚であろうが、往々にして特技とは言ったもん勝ちな一面があるのは否めない。
そしてその特技はある人にとってはくだらないかもしれないが、人や場所を変えれば感動を与えてしまうような特技に映るかもしれない。
ぜひ胸を張って、自身の特技自慢を披露していただきたいものである。
アンケート実施方法
▼アンケート方法
・アンケート方法 インターネット上でアンケートを実施
・回答者数 くだらないけどすごい特技をもっている全国の男女164名
・調査日 2024年1月4~1月9日
・設問は単一選択式、および記述式
・調査主体 【300人のホンネ】編集部
コメント