あなたは迫りくる女性の友達との約束の日を前にして、いまだに遊ぶ場所が決まっていない状況にやきもきしているのだろうか?
それとも堂々巡りを続ける出口の見えない場所決めの話し合いに、すっかり疲れてしまったのだろうか?
いずれにせよ、本稿では「女友達と遊ぶ場所がなかなか決まらない問題」に風穴を開ける数々のアイデアを示すことができる。
今回この問題の解決策を探るにあたり、全国の女性300人にアンケート調査をおこなった。
いきなりだが、本調査の結論は下記となる。
▼本調査の結論
・女友達と遊ぶ場所が決まらない問題は、多くの女性にとって身近な問題
・話が決まらない最大の理由は「お互いに受け身」
・「自己主張があまり強くない女性」は場所決めで要注意人物
本稿を読めば、なぜいつも遊ぶ場所が決まらないのか?という原因がクリアに見えるようになると同時に、そうした状況を打破する方法も手に入れることができる。
気持ちよく約束当日に出かけるためにも、ぜひ最後までじっくり読んでいただきたい。
女友達と遊ぶ場所が決まらない事態は頻繁に起こっている
まず女友達となかなか遊ぶ場所が決まらないという状況は、この日本でどのくらいの頻度で生じている問題なのだろうか?
一聴するとごく少数の優柔不断な一部が引き起こしている小さな問題のようにも思えるが、実際はそうではない。
なんと回答者の82.0%が、女友達と遊ぶ場所がなかなか決まらないことに対し「ややある」以上の回答をしている。
つまり8割以上の女性が、この問題にちょこちょこ頭を悩ませているということだ。
そもそも女性の友達と遊ぶ場所が決まらないという状況は、一体どのような状況なのだろうか?
回答者の声を借りると、具体的にはこのようなものが多かった。
「「久々に会おう」的なときに起こります。「○○行かない?」とか、「○○食べに行こう」などの目的があるわけでもなく、ただ「会いましょう」っていう状況」(38歳女性)
「女性グループで遊びにいくことになったとき、全員が「どこでもいいよ」と謙遜した結果、誰も意見を出さなくなって決まらなくなる」(35歳女性)
「ここはどう?と提案しても、必ずネガティブな意見を出してきてボツになり、どこでもいいというくせに文句だけはいう」(25歳女性)
まさにプランニングの大渋滞状態であることがうかがえる。
筆者は男性であるが、実をいうと男性間の友人関係ではこうした状況はほぼ生じない。
というのも男性間の友人の場合、「飲みに行こう」とか「ゴルフの打ちっぱなしで練習しよう」という目的ありきで友人を誘うことが圧倒的だからだ。
逆に男性間の友人関係でなんの目的もなく「会いたい」だけで誘うと、気味悪がられ、妙な空気になるのは不可避となってしまう。
そのため単に久しぶりに会って話したいだけでも、なんらかの会う目的を建前として掲げ、「〇日に仕事でそっちのほう行くから、夜にメシ行こう?」のように誘うという面倒くさいことをやっている。
一方で女性は単に「会いたい」だけで遊ぶ約束の取り付けができるため、こうした「会ってなにする?」問題が生じやすいという背景が考えられる。
しかしこの遊ぶ場所がなかなか決まらない問題が、女性がちょくちょくする問題なのであれば、やはり対処法を講じておかねばならない。
実際に今回の300人の女性回答者の中には、遊ぶ場所が当日になっても決めきれずリスケになったという回答者も見られた。
この問題へ正しく対処するためには、まずなぜ女友達と遊ぶ場所がなかなか決まらないのか?の原因を正しく把握しておく必要がある。
そこで次章では、この原因や理由を深掘りすることにしよう。
女友達と遊ぶ場所が決まらない最大の理由は「お互いに受け身」
まず前提として、今回の回答者女性300人に女友達となかなか遊ぶ場所が決まらない理由を聞いたところ、結果はかなりバラけた。
もっとも多かった理由でも全体の1/4程度しか占めていないので、なかなか遊ぶ場所が決まらない問題には多様な原因があることがわかる。
以下、それぞれの主な原因をピックアップしていくが、ぜひ「あるある…」と思いを馳せながら、それぞれの理由を確認いただきたい。
まずもっとも多かった理由は、「お互いに受け身だから」(25.3%)という理由だった。
具体的に回答者女性の声を紹介すると、このような理由だった。
「相手にゆだねることを優しさだと、お互いが思っているから」(30歳女性)
「誰かが場所を決めてくれるだろう精神の持ち主の集まりだったから」(35歳女性)
このお互いに受け身という理由にかなり近いものとして、3番目に多かった「お互いに相手へ遠慮しすぎるから」(15.7%)という理由もある。
具体的には、このようなものだ。
「お互いが行きたいところを言い出せず遠慮している」(18歳女性)
「友達とは少し離れたところに住んでいるので、自分に有利な場所にならないようにと遠慮してしまう」(54歳女性)
どちらも根っこは同じで、よく言えばお互いに気遣いができるから、悪く言えばお互いに決定力が物足りないからという点で共通している。
その結果、
「Aちゃんの行きたいところにいこう?」
「ううん、それは悪いよ!だからBちゃんの行きたいところにしよう」
という地獄の押し問答にハマりこむことになる。
実は相手に合わせているフリをして、自分で場所を考えるのが面倒くさいだけというケースも見られたが、多くはお互いの慎ましさがアダとなりまくっていることがうかがえる。
続いて2番目に多かった理由は、「行きたい場所がないから」(17.7%)という理由だった。
具体的には、このようなものだ。
「会うことが目的であり、どこかへ行くことが目的ではないため」(38歳女性)
「お互いにどうしてもここへ行きたいという強い希望がない」(32歳女性)
これは地方に住む回答者なら、そもそもの「遊ぶ場所の選択肢が絶望的に少ない」(10.3%)と理由になるが、都市部に住んでいる回答者も「どこの遊ぶ場所も一長一短あって、コレというところがない」という悩みになる。
また会って話すこと自体が目的化している場合、遊ぶ場所はそのへんのカフェでもなんでもいいはずなのだが、今度はなんでもよすぎて決め手に欠け、場所が決まらないという状態になる。
「それならもうお互い自宅でビデオ通話をつなげばいいのでは…?」と筆者などは感じてしまうが、実際に顔を突き合わせてオフラインで会うことの意義というのもあるのだろう。
また「行きたい場所がない」という理由は、「会う約束だけ先行して目的がない」(11.7%)という理由と重なるところがある。
つまり肝心のコンテンツ(中身や目的)が白紙のまま、双方のスケジュールを押さえあって満足してしまっているという状態だ。
そしてここで決めなければあとがない、という状況になってはじめて思い出し、「ところで明日どうするよ?」「んんーどうしようね?」という、押し問答が開始されることになる。
一方で、「行きたい場所の希望がない」という理由とは反対に、「行きたい場所が合わない」(12.3%)というケースもある。
「子連れや独身などそれぞれの事情が違うと、行きたい場所も合わなくなる」(35歳女性)
特に30代の女性回答者から多かったのがこの理由で、「子育て中の女性と独身女性」など、ライフステージが異なる相手と遊びに行く際によく生じる。
具体的には子育て中の女性が気にするのは、「夫が帰ってくるまでに夕飯の準備をできる時間まで」という時間の制約であったり、「小さい子どもがグズっても大丈夫な場所」という空間の制約だ。
この段階でオシャレでムードのある飲食店や、行列ができるような人気のスポットは選択肢から外れるわけだが、独身者からすればそういうところこそ遊びに行きたい場所だったりする。
結果としてライフステージが合わない友人とは疎遠になってしまったりするわけだが、これは多くの女性にとって悩みの種となる社会的な問題といえるだろう。
最後に筆者が注目したい理由を挙げておくと「話がまとまらない」という理由で、5.3%の少数な理由ではあるが、具体的にはこのようなものだった。
「みんなが一斉にしゃべりだすので、遊ぶ場所の話にまったくならない。遊ぶ場所の話になったとしても、すぐに脱線してしまうのでなかなか決まらない」(53歳女性)
「どうしようかとLINEで聞いても返信がこなくて、遊ぶ前日ギリギリにLINEの返信がくる場合に起こります」(32歳女性)
前者の女性は3人以上のグループでノープランのまま約束の日に集合したものの、久しぶりに会えた喜びで全員が「ワーッ!!」となってしまい、立ち話が延々と続いている状況が想像される。
実際その場に居合わせたら、まるでコントのワンシーンを見ているかのような情景が繰り広げられているに違いない。
また後者の「LINEの返信が遅く、話が進まない」という理由は、本当に遊びに行くのか行かないのかさえハッキリしないので、かなり厄介だ。
忙しそうなところに催促するのも気が引けるし、まして「勢いで約束したけど、本当は遊びに行きたくなかったのかな…?」などと考え始めると、こう着状態から手も足も出なくなってしまう。
このように女性間の友人で遊ぶ場所が決まらないという事象は、一聴すると「そんなことあり得るのか…?」と思ってしまうが、理由を探ると納得できてしまうものが多い。
双方が遊ぶ場所がサッと決まり、気持ちよく出かけたいと願っているはずだが、いつの間にか話が暗礁に乗り上げこう着してしまう。
女友達と遊ぶ場所が決まらない理由は、ここまでで確認できた。
では少し目を転じて「どういう女友達との場所決めがこじれやすいのか?」という点を次章で見ていくことにしよう。
遊ぶ相手が控えめだが主張がないわけでもない女子だとこじれやすい
結論からいうと、遊ぶ場所を決める際に話がこじれやすい女友達は「自己主張は控えめだが、主張がないわけでもない」女友達となる。
つまり自分から積極的に提案してくることはないが、こちらの提案を丸飲みしてくれるわけでもない女性ということだ。
まずは下表をご覧いただきたい。
下表は女性回答者自身の自己主張の強さ加減と、その友人である女性の自己主張の強さとを組み合わせた表になる。
かなり強い | やや強い | あまり強くない | まったく強くない | |
---|---|---|---|---|
かなり強い | 16.7% | 25.0% | 33.3% | 25.0% |
やや強め | 5.5% | 21.9% | 58.9% | 13.7% |
あまり強くない | 1.6% | 13.2% | 76.9% | 8.2% |
まったく強くない | 3.0% | 6.1% | 60.6% | 30.3% |
まず相性が最悪の組み合わせは、自己主張が「あまり強くない×あまり強くない」者同士の組み合わせで、76.9%ものペアが場所決めの話でこじれている(表内赤字)。
それだけでなく表を縦に見ると、「自己主張があまり強くない相手女性」は、どんなタイプの相手であっても話をこじらせる割合が群を抜いて高い。
こうした「主張してくるわけでもないが、こちらの提案を丸飲みしてくるわけではない」タイプの女性の典型的な言動は、このようなものだ。
「どこでもいいと言いながら、私が「じゃあここにしよう」と言うと「それもいいけど、こっちの方もいいかも」と否定してくる」(43歳女性)
これに「じゃあそこにする?」と聞くと、「わかんない。どっちでもいいよ!」という玉虫色の回答をして、とにかく自身が意思表示することから逃げ回る昭和の政治家のような姿が容易に想像できる。
もしあなた自身が「自己主張があまり強くないタイプ」なら、遊びに行く相手の女性に対してこのような玉虫色の言動をとらないように注意すれば、遊ぶ場所がスムーズに決まるはずだ。
またもし遊びに行く相手女性が「自己主張があまり強くない」タイプであれば、それとなく提案を蹴られて、話がこじれることを覚悟して臨まなければならない。
ところで興味深いのが、同じように表を縦に見ると「自己主張がかなり強い女性」はどんなタイプの女性が相手であっても話がこじれにくい。
唯一、自己主張が「かなり強い×かなり強い」の組み合わせでは、16.7%のペアが衝突しているが、それでもほかのタイプの女性相手なら数パーセントどまりで、群を抜いて低い割合になっている。
「私は絶対ここに行きたい!いいでしょ?」と鶴の一声をあげる女性は、遊ぶ場所を決定する場において貴重な存在であることが確認できる。
いずれにせよ、遊ぶ場所を決める際に「自己主張があまり強くない女性」は要注意人物となるので、こちら側が振り回されないように立ち回る必要がある。
女友達と遊ぶ場所を「決めきる」ための4つの方法
さてここまでは女友達と遊ぶ場所が決まらない諸要因を見てきたが、ここからはそうしたこう着状態を打ち破るための方法論を考えていくことにしよう。
このどこで遊ぶか問題は、どこかのタイミングで、誰かが決め切らないといけない問題だ。
もちろん先に見たように「私は絶対ここに行きたい!」と鶴の一声を挙げるのがひとつの解決策だが、それが双方にできないからこそ、遊ぶ場所が決まらない状況に陥っているわけだ。
もちろんグループ全員の要望が100%満たされる方法は最初から存在しないので、ここで考えなければならないのは「どういう妥協の形なら、双方の得になるか?」という一点だ。
ただし本稿では、このような安易な妥協の仕方はおすすめしない。
「お互いが出し合った候補ではない、3番目くらいの候補に行きます」(34歳女性)
一見すると角が立たず、お互いに大きな不満は出なさそうではあるが、冷静に考えてほしい。
どちらもさして行きたい場所ではないところに行っているわけで、お互いが少しずつ損をしあっているということを。
短期的にはそれで解決するかもしれないが、毎回毎回さして行きたくない場所に決め続けていると、やがて「あの人と遊びに行っても、自分の行きたいところに全然行けない…」という不満が鬱積してくるのは目に見えている。
そうなると疎遠になったりケンカになったり、友人関係の破綻という最悪のシナリオに至ってしまうリスクすらある。
そこで300人の回答者の中から、自己主張が苦手な女性でも使える4つの方法を順に見ていくことにする。
本稿で推奨する女友達との遊び場所を「決め切る」4つの方法は、下記だ。
▼女友達と遊び場所を決めきる4つの方法
1.順番制にする
2.第三者に決めてもらう
3.うまく押し切る
4.遊び場所を運に任せる
以下、それぞれを詳しく見ていこう。
順番制にする
まず最初の遊び場所を決めきる方法は、順番制にするというものだ。
これは双方から遊ぶ場所の候補が出ているときに使える方法だが、具体的にはこのような方法を指す。
「最初は自分が妥協して相手に合わせて、次回は自分が行きたいところに行こうと約束する」(33歳女性)
この順番制の最大の利点は、一度の話し合いで2回分の遊び場所が決定できる点だ。
また決定権が双方に移動するため、うかつに相手の行きたい場所に文句をつけると、明日は我が身となって文句をつけられる側に回らされるのが容易に予想できる。
そのため不用意にゴネられることへの予防にもなる。
もちろん自身の趣味全開の尖った遊び場所はチョイスできないが、少しくらい自分の趣味をお互いに出しあうことで、それまで興味のなかった領域にも視野が広がるという副次効果も期待できる。
うまく押し切る
次に紹介する「うまく押し切る」という方法は、自分にぼんやりとでも行きたい場所があるときに使える方法だ。
具体的には、このようなものになる。
「他にも選択肢ある?と聞いて、ないと言われたら「じゃあここでいいかな?」と言うと決まる」(50歳女性)
前者の方法をさらにパワーアップさせると「私はここがいいと思うけど、もっといいところあるかな?」という問いにすれば、ここで代替案を出してくるようなハートの強い者はそうそういない。
それでいて相手女性にも意見を差し挟む余地は残しているので、双方合意のもとに場所が決まったという形に落とし込むことができる。
ただし毎回この方法を使っていると「押しの強い女」と目され、警戒されるようになるので、ここぞというときに絞って使うのがおすすめだ。
第三者に決めてもらう
次の方法は、遊びに行く自分たちという当事者ではない第三者に決めてもらう方法だ。
正確に言うと、第三者の声として自分の意見を通すという技だ。
「「最近テレビで中華料理のお店見て、中華が食べたくなっていたんだよね」みたいに私が適当に嘘をついて決めてます」(31歳女性)
上記のアレンジとして、「知り合いがすごいよかったと言っていた施設」や「インスタでバズっていたお店」という風に、不特定の第三者を話に駆り出すこともできる。
この方法の最大の利点は、もし仮にハズレを引いてしまっても、架空の第三者に罪をなすりつけられる最強の免罪符まで確保できる点だ。
こうした逃げ道さえ確保されていれば、引っ込み思案の方も提案する勇気がわいてくるのではないだろうか。
またこの第三者に決めてもらう方法で、子連れ同士で遊ぶ場合に有効なのが、こうした方法だ。
「お互いの子どもの行きたい場所を優先する」(47歳女性)
自分や相手女性の希望ではないかもしれないが、適当な場所に決めて後悔するよりも、少なくとも子どもが喜ぶなら行った甲斐はある。
運に任せる
最後の遊ぶ場所を決めきる方法は、単純明快で運に任せるというものだ。
「一人ずつ行きたいところを上げていき、話し合いで決まらない時はラインのあみだくじのシステムを使って決める」(27歳女性)
特に複数のグループで遊ぶ場所を決めるのに有効で、多数決だと「あの人はいつも○○ちゃんの肩をもつよね」など、角が立つリスクがある。
だが、こうしたくじなら天が決めたことにできるので、そうした危惧は皆無だ。
それでいて決まるのはみんなが行きたい候補のどれかなので、誰かの希望は100%通ることになり、変に妥協し合って全員で損を少しずつするということもない。
もちろんくじの当選確率は、ものすごく長い目で見れば参加者全員が同じ確率に収束していく(大数の法則)ので公平性もある。
極めてシンプルだが、決めたのが天なので誰も文句のつけようのないという点で、強力な打開策だ。
それでも遊ぶ場所が決まらないときは「カフェ」か「グルメ」で手を打つ
こうした女友達と遊び場所を決めきる方法を使えば、おおむねこう着状態から抜け出す糸口となる。
だがこれまで紹介してきた方法にはひとつだけ大きな欠点があり、それが全員がノープランで、誰もアイデアを出していない状態下では使えないということだ。
そこで本稿の最後に、前述した方法を使ってもなおこう着状態を打ち破れないときの最終手段を示してしておきたい。
それは文句もつけようがないほど、ド定番かつ無難なところへ収まるという手だ。
というのも、ここまでやってもまだ決まらないということは、いまこの瞬間にあなたや相手女性が行きたい場所は、そもそもどこにも「存在しない」のである。
「会って話せればいいだけ」とか「これまでにいろんなところを行き尽くしてしまった」などの理由から、そもそも存在しないものをどれだけ探しても徒労に終わってしまうだけだ。
それであればサッとド定番な場所におさまって、悶々と過ごす時間を切り上げた方が精神衛生的にもいいことになる。
しかしド定番といっても、自分がそう思っているだけで相手女性はどう思っているかわからないのが懸念されるところだ。
そこで参考になるのが、遊ぶ場所の最終的な妥協案として受け入れがたいものを聞いた回答結果だ。
まず大きく見ると、ほとんどすべてのド定番な場所は妥協できるという結果だった。
これらの中から遊ぶ場所が決まらないときの妥協案として、特に受け入れやすいものを見ていくと、「カフェ」(4.7%)や「グルメ・食べ歩き」(8.3%)などの飲食系は、かなり受け入れやすいことがわかる。
もちろんコーヒーが飲めないなどカフェが好きじゃないという人も少数はいるが、カフェもグルメもどちらもダメという人はもっと少なくなる。
一方で、「日帰りの小旅行・観光」(29.3%)や「カラオケ」(29.3%)、「映画館」(22.7%)などのアミューズメント領域だとやや受け入れがたさが高くなる。
それでももっとも受け入れがたい「日帰りの小旅行・観光」でさえ、7割は飲めると回答しているため、多くの場合みんなどこでもいいのである。
このようにどうしても決まらない場合は、近くのカフェなどの飲食系を最終妥協点として設定しておけば、波風が立つこともそうそうないことがわかる。
まとめ
以上が今回調査した結果のレポートだ。
最後に、本調査の結論をおさらいしておこう。
▼本調査の結論
・女友達と遊ぶ場所が決まらない問題は、多くの女性にとって身近な問題
・話が決まらない最大の理由は「お互いに受け身」
・「自己主張があまり強くない女性」は場所決めで要注意人物
今回の調査を通して感じたのは、誰かからの提案を歓迎し尊重するような空気があればいいのだが、現実にはそうではない。
むしろ意思決定に積極的な人ほどスケープゴート(生贄)にされることが多いという実態が根っこにあるということだ。
この背景が変わらない限り、こうした「女友達と遊ぶ場所が決まらない問題」は今後も存在し続けるだろう。
もしあなたがこの問題の根本的な解決を少しでも望むなら、誰かからの提案に対し、寛容でリスペクトに溢れた態度をとっていくことをおすすめしたい。
本稿を読んだ多くの方が実践していけば、この山のように動かない状況も少しはマシになるかもしれない。
コメント
コメント一覧 (1件)
会いたいと連絡はしたものの、実はそんなに会いたいわけではないという、ディープインサイトがあると思ったのですが。