コンビニに行けるギリギリの服装を300人に調査!着替えが面倒なあなたもこれで安心

コンビニに行くとき着替える?着替えない?

休日や仕事から帰り家でまったりしている時に、ふとコンビニ行きたくなることは誰でもあることだろう。

しかしそこでふと頭によぎるのが、コンビニに行くのにふさわしい服装ではないだろうか?

もちろん本稿で扱うのは、コンビニで人目もうらやむようなオシャレな服装の話ではない。

「この部屋着でしか使っていないヨレヨレのTシャツのままコンビニに行ってもいいのか?」

「なんなら短パンに見えなくもないトランクスだが、このままコンビニ行っても大丈夫か?」

など、わざわざ着替えるべきか?面倒だからこのまま突入するべきか?の瀬戸際の判断の話である。

服装は「TPOに合わせる」などとよく言われるが、よくよく考えてみるとTPO自体の定義はかなりあいまいだし、「マナー」という旗印のもと声のでかいほうが勝つというケースもよく見られる。

そこで【300人のホンネ】編集部は、全国の男女300人に対してコンビニに行く服装に関するアンケート調査を実施した。 結論からいうと、コンビニに行く服装の調査結果は下記となった。

▼本調査の結論
・コンビニに行くためにわざわざ着替えるのは7割以上の人が面倒くさい
・コンビニに行く服装として「上半身:胸部と腹部、下半身:下着」が隠れていない服装はアウト
・8割以上の人がコンビニに行くためになんらかの着替えをする

本稿を読めば、いまあなたが身に着けている格好でコンビニに突入すべきかどうかの適格な判断が行えるようになるだけでなく、「どこまでなら許容されるのか?」のボーダーも見極められるようになるだろう。

それでは調査結果の詳細を見ていくことにしょう。

目次

コンビニに行くために着替えるのは7割以上が億劫である

まず前提として、コンビニに行くためにわざわざ着替えることは億劫なのか?について確認しておくことにしよう。

結果は「かなりそう思う」(33.3%)、「ややそう思う」(43.0%)と、合計76.3%の回答者が億劫さを感じていることがわかった。

コンビニに行くためだけに服装を変えるのは面倒か?に対する回答
(全国の男女300人による回答を単純集計。インターネットアンケート。実施日2022年10月7日)

当たり前の結果ではあるが、多くの人にとって「コンビニ」という場所は、めかし込んで行くところというよりも、カジュアルに立ち寄りたい場所であることがわかる。

一方で25%程度の人は着替えが苦にならないと回答しており、生来のオシャレ意識の高い存在も確認できた。

とは言うものの、あくまでマジョリティは「コンビニに行くために着替えるのは面倒くさい」であることは間違いない。

「わざわざメイクをしない」の女性が過半数

さらに「億劫さ」の追加質問として、女性の回答者に「コンビニに行くためだけに、すっぴんからメイクをするか?」という質問に対しては、このような結果となった。

コンビニに行くためだけにメイクをするか?の回答
(女性回答者189人による回答を年代別にクロス集計。インターネットアンケート。実施日2022年10月7日)

どの年代においても「わざわざメイクしない」と回答した女性が過半数となり、特に40代の女性では約8割、30代の女性では約7割がメイクをせずに、すっぴんのままコンビニに行くことがわかる。

一方で、「普段の外出と同じ程度のメイクをする」と回答した割合は、いずれの年代においても少数派となり、もっとも割合が高い20代でも10%程度にとどまった。

確かにコンビニから帰ってきたら、くつろぐためにまたメイクを落とすのか?と考えると納得の結果と言える。

さて、これでコンビニに行くには多くの人がなるべく着の身着のままの服装で行きたい、という意向があることを確認できた。

そこで重要になってくるのは「できるだけ着替えをせず、コンビニに行けるギリギリのライン」を見極めることである。

次章ではこのアウトとセーフのラインについて、詳しく見ていくことにしよう。

コンビニに行くのにアウトな服装とセーフな服装のライン

今回の回答者にコンビニに行く服装として「これはアウトでしょ!」と思うものを選んでもらった結果が、下表だ。

コンビニに行く服装としてアウトだと思うもの回答
(全国の男女300人による複数回答を単純集計。インターネットアンケート。実施日2022年10月7日)

まずコンビニに行く服装としてアウトだと思われる割合が7割を超えたものをピックアップすると、こうだ。

▼アウトな服装
・バスローブ 94.3%
・水着 85.7%
・Tシャツ+下着(トランクスやボクサーパンツ) 75.7%
・上半身が肌着 75.0%
・パジャマ 73.0%

バスローブや水着、Tシャツ+下着(トランクスやボクサーパンツ)がアウトであるのは納得感があるが、意外にもパジャマもアウトな服装とする回答者が7割を超えた。

筆者の感覚ではパジャマはセーフで、休日の朝、起きぬけに朝食と缶コーヒーを買いにコンビニに行くなんてことは、平気でやってしまいそうなところだ。

またTシャツ+下着(トランクスやボクサーパンツ)は筆者自身も「猛暑の日ならギリいけるのではないか?」と実際に悩んだことがある服装だが、残念ながら7割以上からのアウト判定となった。

ただし女性にこの「ボクサーパンツおよびトランクスなら大体いける」という感覚は伝わりにくいかもしれない。

そこで男性だけに回答者を絞ってみたが、65.7%もの男性がアウト判定を下しており、Tシャツ+下着でのコンビニへの来店は避けたほうがよさそうである。

一方で、コンビニに行く服装として安全度が高いものは、

▼セーフの服装
・全身スウェット             10.7%
・Tシャツ+短パン           7.0%
・スポーツのユニフォーム             5.7%

となった。

パジャマはアウトだが、同じように寝間着として使われる「全身スウェット」ならセーフという差が面白いところだ。

また「Tシャツ+下着(トランクスやボクサーパンツ)」はアウトだが、「Tシャツ+短パン」はセーフというのも、服装の全体感としては紙一重の違いではあるが、歴然とした差になった。

これらの結果から、あえてコンビニに行く服装としてのアウト/セーフのラインを見出だそうとすると、少々強引だがこうなる。

▼コンビニに行く服装としてアウトとなる基準
・上半身は胸部および腹部の肌が隠れていないとアウト
・下半身は下着が隠れていないとアウト

再度強調しておくが、これはオシャレな服装を模索するための思考実験ではなく、あくまで「コンビニに行けるギリギリの服装」を模索するためのものだ。

言葉ではピンとこないかもしれないので、下のイメージ図をご覧いただきたい。

最小構成単位と上半身および下半身の衣服の組み合わせ

まずオレンジで囲った「Tシャツ+下着」は、このままではアウトだが、コンビニに行ける服装としての最小構成単位となると同時に、Tシャツによって上半身の胸部・腹部が覆う条件を満たしている。

一方で、この最小構成単位(Tシャツ+下着)を満たさない「バスローブ」や「パジャマ(素肌のうえに来ていると仮定)」「上半身が肌着」はアウトとなる。

(※通常Tシャツを下に着ないワンピースや肌に直接スウェットを着た場合はどうなるんだ?というご指摘はもっともだが、話がややこしくなるのでここでは無視していただきたい)

次にこの最小構成単位に、上半身の衣服をいくら追加してもセーフにはならないことがわかる。

実際にパーカーはもちろん、仮にネクタイをきっちり締め隙のない上半身になったとしても、下半身が下着ならその時点でアウトである。

一方で、この最小構成単位に、下半身の衣服を1点追加するだけで、たちまちセーフのゾーンに入ってくるのがわかるだろう。

たとえ上半身が「ヨレヨレのTシャツ」であっても7割以上の人がセーフ判定を下すのだから、間違いない。

筆者と同様に「着の身着のままコンビニに行きたい」という方にとってはなかなか思い通りにはいかない現実があるものの、少なくとも最小限の着替えで済むラインの見極めとなるのではないだろうか。

コンビニに行くために「ちょっとだけ着替える」人が多数派

冒頭でコンビニに行くためにわざわざ服装を着替えるのは面倒と感じる人が圧倒的多数であることを確認したが、実際のところ世の多くの人はどうしているのか?について見ていくことにしょう。

結論からいえば、「一部だけ着替える」人が男女ともに過半数となった。

コンビニに行くとき着替えるか?回答(男女別)
(全国の男女300人による回答を男女別にクロス集計。インターネットアンケート。実施日2022年10月7日)

おおむね集計結果に男女差はなく、着替えをせずにコンビニに行く人はわずか2割未満にとどまった。

やはり「着の身着のまま」とはいかないことがここでも確認できる。

ところがここには重要な注意点がある。

それはそもそものスタート地点が異なるということだ。

つまり、家でどのような服装をしているかということ自体に差があり、仮に何も衣服を身に着けずに暮らしている人は当然着替える率が上がるし、逆に家でもしっかり身だしなみを整えている人はそのままコンビニに出かける率が高くなってしまうということだ。

そこで家で過ごしている服装ごとに集計し直した結果が下図だ。

コンビニに行くとき着替えるか?回答(家着別)
(全国の男女300人による回答を男女別にクロス集計。インターネットアンケート。実施日2022年10月7日)

まず全体をみると、家で「外着と変わらない服装」をしている人以外は、一部の簡単な着替えをしてコンビニに出かける人が多数であるということだ。

また家で「外着と変わらない服装」をしている人41.5%の人が、コンビニに行くために一体どんな服装に「しっかり着替える」のか本調査ではわからなかったが、身だしなみがキチンとしている人は家でもコンビニでも一切隙を見せないつもりであることがうかがえる。

一方で、オレンジで色付けしたコンビニに行くために「着替えない人」の割合に着目しよう。

当然ながら家着が「外着と変わらない」「突然の来客にも応じられる部屋着」の人は、着替えずにコンビニに行く割合が39.0%、22.1%と高めになっている。

一方で下着のみで自宅でくつろいでいる人も、当然ながらそのままコンビニに向かうとコンビニにたどり着く前に別の場所に連行される可能性があるため、着替えをしない人は0.0%となっている。

ここで重要なのは、コンビニに行くためにわざわざ着替えない人は、くだけた家着のままコンビニに行くわけではなく、家でもそれなりに身だしなみを整えた服装をしているということである。

自宅で下着のみや人には見せられない服装の人はほとんど着替えて行く人が大多数であるため、間違っても「コンビニに着替えずに行く人は一定数いるから、私もワンチャンいけるだろう」などと安易に断じてはならない

家でくだけた服装をしていること自体は何も悪いことではないが、2022年時点ではコンビニであっても外に出るときはそれなりに身だしなみを整えるべきであるということに尽きる。

まとめ

最後に今回の調査の結果をおさらいしておく。

▼本調査の結論
・コンビニに行くためにわざわざ着替えるのは7割以上の人が面倒くさい
・コンビニに行く服装として「上半身:胸部と腹部、下半身:下着」が隠れていない服装はアウト
・8割以上の人がコンビニに行くためになんらかの着替えをする

コンビニはあらゆる店舗のなかでもっとも身近な存在といえるが、親しき仲にも礼儀ありの精神を忘れてならない結果となった。

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